大正2年(1913年)創業以来100有余年の歴史を紡いできた私たち。地元の名士に愛され、この地の食文化を華やかに彩ってきました。伝統に培われた蔦茂の味と、真心をこめたおもてなしの精神は着実に次代へと伝え、その上で新たな試みにも挑む姿勢を忘れずに、精進を重ねてまいります。
蔦茂の歴史は、大正2年に住吉町で興した割烹旅館から始まります。当時から中部の政財界人に愛され、トップの方々の宿泊施設として重用されるなど、順調に営業を続けてきました。ところが昭和20年の名古屋大空襲で全焼。その後、住吉町の同じ場所に黒塀の数寄屋造り本館を新築し、「料理旅館蔦茂」として開業。玄関ビルに日本座敷、ニシキゴイが泳ぐ庭や井戸、ビル屋上にゴルフ練習場を設けるなど、革新的な話題を振りまいてきました。さらなるお客様のニーズに応えるべく、平成22年にはジェイアール名古屋タカシマヤ店、セントラルキッチン丸の内店を開設(平成31年に本店南隣へ移転)。100年受け継がれた伝統の味わい、匠の技を生かしながらも、常に新たな挑戦を続け、この地の食文化を彩っています。