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メンバーズ紹介


社会人としてのスタートは米国 任されたホテルの仕事で成功と失敗を経験

  CEO BY FORTY
スカウトされて帰国、運命の出来事に遭遇し
一転モリシマの社長へ




 
仲間との交流から新しい販売方法を考案
双方収益につながるシステムで経営を助ける


  不要な部門は切り捨てる決断も必要  核となる事業のさらなる充実を目指す





斬新な販売手法を他業種企業の発想からベンチマーキング。
『ベストプラクティス』を構築した成功事例。






株式会社森島羅紗店








停滞している洋服業界において、まったく新しい販売手法を他業種企業の発想からベンチマーキングし、『ベストプラクティス』を構築した成功事例。CS(顧客満足)経営の実践!

たとえ業種が成長産業でなくても、顧客ニーズがある以上その業種にとっての『勝利の方程式』が存在することになる。企業の成功要因は、顧客満足を向上させるための明確な目標をいかに達成するかにかかっている。
株式会社森島羅紗店(モリシマ)の成功は、この顧客の満足を追い続けてきた成果といえるだろう。そこには失敗を恐れない飽くなき挑戦の姿が見えてくる。

目標を達成する仕組み作りは、並大抵に出来るもではない。特に洋服業界は、大手の安売り店が郊外に進出し市場全体を拡大したといえるが、中小企業にとっては激しい安売り競争の直中にいると見るべきだろう。そこで、更なる安売りではなく新しい顧客層の開拓が成功の鍵を握ることになる。
モリシマのベストプラクティスは、伝統的な成長戦略でいえば、H.I.アンゾフの成長マトリックスの既存製品と新市場の組み合わせである『新市場開発戦略』といえる。つまり新しい流通チャネルの開拓である。深田社長がとった戦略は、「自社の商品を他社のチャネルで売る」ことであった。新市場開発戦略といっても、このモリシマの『異業種ルート販売』というアイデアは、社長が米国での修業時代に身につけた、チャレンジ精神、つまり「ベストに学ぶベンチマーキング」という新しい経営変革手法を実践した成果である。ベンチマーキングとは、「業界内外の優れた業務方法(ベスト・プラクティス)と自社の業務方法とを比較し、現行プロセスとのギャップを分析し、自社にあったベスト・プラクティスを導入・実現することにより現行の業務プロセスを飛躍的に改善する、体系的で前向きな経営変革手法」(出典:「経営品質の真実」高梨智弘著、生産性出版)である。この成功例でのポイントは、ベンチマーキングの考え方が「プロセス志向」からくることである。すなわち洋服という商品に囚われた業務のみを考え改善・改革しようとすれば、限界は目に見えている。商品は何であれ、販売プロセスのベストは何かを考えることが、新しい売り方につながる。洋服を売ることは洋服店で売らなければならないと言う法律はない。訪問販売でも通販でも、さらにはインターネットによる販売でも良い。
社長が販売の本質はどの業界でも同じであることに気づいたことにモリシマの成功要因がある。このような新発想に基づく販売業務プロセスの変革に加えて、顧客の立場に立ったCS経営が、今のモリシマを作り上げたと言えるだろう。「オーダースーツ10年保証」によって、顧客との長い付き合いが出来る。CS(顧客満足)を目的としたベストプラクティスを外部のベストに学ぶベンチマーキングで作り上げた成功事例と言える。






 

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